自宅や練習場に本格的なゴルフシミュレーターを導入したいと考えたとき、必ずと言っていいほど候補に挙がるのが「DITECT(ディテクト)」と「TRACKMAN(トラックマン)」の2ブランドです。
どちらも計測精度に定評のあるメーカーですが、計測方式や強み、価格帯、向いている用途には大きな違いがあります。
この記事では、両者の違いを比較する視点に絞って解説します。
FiT24インドアゴルフは店舗によって提供シミュレーターが異なります。詳しくはこちらの店舗情報からご確認ください。
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DITECTとTRACKMANの基本的な違い
| 項目 | DITECT(ディテクト) | TRACKMAN(トラックマン) |
|---|---|---|
| 開発国 | 日本 | デンマーク |
| 計測方式 | 高速カメラによる画像解析 | レーダー(一部モデルは赤外線・イメージング併用) |
| 強み | インパクト映像の鮮明さ、コストパフォーマンス | 屋内外を問わない計測精度、豊富なデータ項目 |
| 屋外使用 | 一部機種で可能 | 対応モデルあり |
| 主な導入先 | ゴルフショップ、練習場、レッスンスクール、個人宅 | 世界のツアー、練習場、個人宅 |
| サポート体制 | 開発元が国内で直接対応 | グローバル展開による豊富な実績とソフトウェア連携 |
| 価格傾向 | 機材構成により柔軟に調整可能、比較的導入しやすい | 高価格帯 |
計測方式の違い:カメラ vs レーダー
最も大きな違いは、計測の仕組みそのものにあります。
DITECTは、自社開発のハイスピードカメラで撮影した画像を解析する「画像計測方式」を採用しています。
ボールやクラブヘッドの動きを映像として鮮明に捉えられるため、インパクトの瞬間をスロー再生で確認するといった、「見て理解する」練習に強みがあります。
TRACKMANは、レーダーを主体とした計測方式です。ボールの飛行を数秒間追跡し続けられるため、屋内・屋外を問わず高精度なデータを取得できる点が強みです。
カメラのように撮影範囲に縛られにくく、実際のコースに近い環境でも使いやすいのが特徴です。
「映像でスイングを見たい」のか「精密な数値データを重視したい」のかで、どちらの方式が自分に合うか変わってきます。
価格帯・コストパフォーマンスの違い
DITECTは機材構成によって価格を柔軟に調整できるため、複数打席を導入する施設や、コストを抑えつつ高精度な計測を求めるユーザーに選ばれやすい傾向があります。
TRACKMANは、インドア特化型モデルでも高価格帯となっており、グローバルブランドとしての信頼性や、充実したソフトウェア連携を含めた総合的な価値への投資という位置づけです。
DITECTは、公式サイトで機種別の価格を公開しています(2026年10月20日確認)。
| 機種 | 内容 | 価格(税抜) | 税込の目安 |
|---|---|---|---|
| SB-POD | 高速カメラ内蔵ゴルフシミュレーター | 580,000円 | 638,000円 |
| SB-POD Pro | 高精度の高速カメラ内蔵モデル | 880,000円 | 968,000円 |
| SB-CYGNUS | 天井型の高速カメラモデル | 1,280,000円 | 1,408,000円 |
※価格にPCは含まれていません。機材の構成や台数で変わるため、詳しい金額は見積もりでの確認が必要です。税込の目安は、税抜価格に消費税10%を加えた金額です。
一方、TRACKMANは、日本での価格を公式サイトなどの公開情報で確認できませんでした。英国の公式サイトでは、プロジェクターやPCなどを含むシミュレーターのパッケージが10,495ポンドからと案内されています。DITECTの本体価格とは、含まれる範囲が違うため、単純には比べられません。
測れるデータの違い
DITECTは、公式サイトで、高速カメラによってボール初速・打ち出し角・スピン量などを計測すると案内されています。上位のSB-POD Proは、毎秒7,500コマの高速撮影と1/50,000秒の高速ストロボを使い、ヘッドスピードが速い人でも安定してヘッドを測定でき、ヘッド軌道やブロー角などの詳細なデータも取得できます。SB-PODは、毎秒1,000コマの高速カメラと1/30,000秒のストロボを使っています。
TRACKMANは、公式サイトで、TrackMan 4とTrackMan iOが光学補強レーダー追跡(OERT)の技術を使い、40以上のパラメーターを計測すると案内されています。
表示される具体的な項目は、機種やソフトによって異なります。詳しくは、各公式サイトの仕様でご確認ください。
設置スペースと屋外利用
DITECTの推奨ブースは、間口3m×奥行5m×天井高2.8mです。これより小さいと、1Wなどの長いクラブが当たる可能性があると、公式FAQで案内されています。
屋外では、POD・PRIZM・サンタナが使えます(オプションの駆動用バッテリーあり)。天井型のCYGNUSは屋外では使えません。左打ちにも対応しています。
ボールは、普段のコースボールが使えます。ただし、スピン量を正確に測る場合は、ボール表面に2点または多点のマーキングが必要です。
TRACKMANの設置条件は、公式サイトまたは販売店でご確認ください。
用途別:どちらが向いているか
DITECTが向いている人
- インパクトやスイングフォームを映像でじっくり確認したい人
- コストパフォーマンスを重視したい人
- 国内メーカーによるきめ細やかなサポートを重視する人
TRACKMANが向いている人
- プロレベルの計測精度と豊富なデータ項目を求める人
- 屋外練習場やドライビングレンジでも使いたい人
- パッティング分析まで含めて幅広くデータを活用したい人
それぞれの詳しい特徴を知りたい方へ
DITECT・TRACKMANそれぞれの技術的な特徴や製品ラインナップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
→ 「DITECT(ディテクト)とは?特徴と強みをわかりやすく解説」
→ 「TRACKMAN(トラックマン)とは?特徴と強みをわかりやすく解説」
7機種をまとめて比べたい方は、ゴルフシミュレーター7機種の比較記事もご覧ください。
導入前に確認しておきたいポイント
どちらを選ぶ場合でも、設置スペース(天井高・打席の間口や奥行き)は機種によって推奨サイズが異なるため、事前に確認しておくと安心です。
またソフトウェアのライセンス費用や保守費用が別途発生するケースもあるため、初期費用だけでなくトータルコストで比較検討することをおすすめします。
よくある質問
DITECTでヘッドスピードは測れますか?
上位のSB-POD Proは、ヘッドスピードが速い人でも安定してヘッドを測定できると、公式サイトで案内されています。測定項目の詳細は、機種ごとの仕様をご確認ください。
DITECTは屋外でも使えますか?
POD・PRIZM・サンタナは、屋外でも使えます(オプションの駆動用バッテリーあり)。天井型のCYGNUSは、屋外では使えません。
DITECTの価格はいくらですか?
公式サイトの税抜価格は、SB-PODが580,000円、SB-POD Proが880,000円、天井型のSB-CYGNUSが1,280,000円です。PCは別売です。
TRACKMANの価格はいくらですか?
日本での価格は、公開情報で確認できませんでした。英国の公式サイトでは、シミュレーターのパッケージが10,495ポンドからです。含まれる範囲や為替で異なるため、日本の販売店にご確認ください。
まとめ:どちらを選ぶべきか
「映像で自分のスイングやインパクトをじっくり確認したい」「コストを抑えて導入したい」という人にはDITECTが向いています。
一方で、「世界標準の計測精度とデータ量を求めたい」「屋外練習やパッティング分析まで幅広く活用したい」という人にはTRACKMANが有力な選択肢となるでしょう。
実際に導入を検討する際は、体験会やショールームでのデモを通じて、操作感や表示されるデータの見やすさを実際に確認してみることをおすすめします。
出典(2026年10月20日確認):DITECT公式サイト(料金案内・よくある質問・製品案内)、TRACKMAN公式サイト(ゴルフシミュレーターのページ)。価格や仕様は変更される場合があります。
FiT24インドアゴルフは店舗によって提供シミュレーターが異なります。詳しくはこちらの店舗情報(トップページ)からご確認ください。

